毎日を乗り切るだけで精一杯だった頃の話①
今では学級委員やミニバスのキャプテンをしているしっかり者のダン君ですが、実は、小さい頃は三人の中で一番心配事が多い子でした。
2〜3歳頃のダン君は、とにかく動く。走る。登る。
そして、止まらない。降りない。
言葉はなかなか増えず、好き嫌いもとても多い。
些細なことで癇癪を起こすこともしょっちゅうでした。
好き嫌いや癇癪はピヨ子にもありましたが、度合いも回数もまるで違いました。
名前を呼んでも振り向かない。
公園で私を探すこともない。
「この子は大丈夫なんだろうか。」
そんな不安を抱えながら過ごしていました。
もしかすると私のせいかもしれない…。
そんなことばかり考えていました。
当時はまだ赤ちゃんのピヨ子と、幼稚園児のキー坊もいて、私は子どもたちと家にこもりがちになっていました。夫は家事も育児も本当によく協力してくれました。私の不安や弱音も、何も否定せずに受け止めてくれました。
それでも朝になれば、また家事と育児が始まります。
思うように動かない頭と体。
時間に追われて、気付けば夕方。
子どもたちは元気いっぱい。
私は余裕がなくてイライラ。
自分のご飯もお風呂も後回し。
やっと寝かしつけたと思えば夜泣き。
「やっと眠れる…。」そう思った頃には、もう朝が近づいていました。
あの頃の私は、「今日一日を無事に終えること」それだけを目標に生きていました。
そして少しずつ、心も体も限界に近づいていきます。
「このままじゃダメだ。」
そう思った私は、小さな一歩を踏み出します。
そしてその一歩が、私たち家族を少しずつ変えていくことになります。
〜続く〜


