ピヨ子がアバターになりかけた日の話

ピヨ子、小3の頃の話です。

学校から帰ってきて、おやつを食べている時。

「今日は宿題をしてから好きなことをしようね。」

そう声をかけました。

「はーい😑」

返事はしたものの、顔には「宿題やりたくない」と大きく書いてあるようでした。

そして1時間後。

「ちゃんと宿題やってるかな〜。」

そう思いながら部屋のドアを開けると…

おっ!今日はちゃんと机に向かってる👏

名前を呼ぶと、ピヨ子がこちらを振り向きました。

……!?

私には見えてしまったのです。

左手の甲が真っ青になっていることを。

しかも右手には青い水性ペン。

「えーっと……どこまで塗るつもりだったの?😂 アバターみたいだよ。宿題は?」そう聞くと、

「今からやる😑」

宿題をしてから好きなことをしよう。そう話したはずなのに…。

どうやら手を青く塗ることは、「好きなこと」には入らなかったようです。

宿題やらなきゃ…。机に向かう。やりたくない。青いカラーペン発見。

……なぜか手を塗る。

その思考回路は、今でもよく分かりません🤣

とにかく腕まで真っ青になる前に止めたい。

……いや、それより宿題をしてほしい。

私は「宿題してね。」という無言のメッセージを視線に込め、一度部屋を出ました。

しばらくして、「今度こそ宿題してるよね。」そう思いながら、もう一度部屋をのぞくと…

国語の教科書を広げ、背筋をピシッと伸ばし、いかにも勉強していますという姿勢。

……逆に怪しい。

そーっと近づいてみると…

やっぱり。青い手で漫画を隠していました。

この日も結局、宿題は睡眠時間を少し削って終わらせました。

当時の私は、「どうすれば『宿題しなさい』と言わずに、自分から取り組めるんだろう。」

そんなことを毎日のように考えていました。

でも、その答えはなかなか見つかりませんでした。

それから2年。

現在小5になったピヨ子は、自分で時間を考え、その日のうちに宿題を終わらせています。

あの頃は想像もしていませんでした。

子どもって、自分で成長する力もちゃんと持っているんだなあと感じます。