毎日を乗り切ることが精一杯だった頃の話③
ダン君は母子分離の小集団の療育に、未就学児の間通いました。
途中から幼稚園と併用し、年長になる頃には療育は週1回ほどになりました。
就学する頃には、落ち着きのなさや言葉の発達、人との関わり、偏食など、以前気になっていたことのほとんどが気にならなくなっていました。(※成長のスピードや変化の仕方は、本当に一人ひとり違います。)
振り返ると、変わったのはダン君だけではなく、私自身もでした。
以前の私は、「みんなと同じようにできるようになってほしい」という思いが強く、それがなかなかできないことに悩み、時にはイライラすることもありました。
さらに、3人の育児と家事で毎日手いっぱい。
心に余裕がなく、とにかく一日を乗り切ることに必死でした。
療育に通うようになってからは、その時間だけは先生方に安心して任せることができました。
「一人で頑張らなくていいんだ。」
そう思えたこと。
そして、ダン君のことを理解してくれる人が周りにいるという安心感。
それらが少しずつ私の心に余裕を与えてくれました。
やがて私は、ダン君を他の子と比べるのではなく、「昨日のダン君」と比べるようになりました。
すると、それまで見えなかった小さな成長に気が付けるようになったのです。
その積み重ねが、結果としてダン君にも良い影響を与えてくれたのではないかと、今は感じています。
子どもを変えようと必死だったあの頃。
本当に変わったのは、私の心のほうだったのかもしれません。
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幼い頃のダン君は、予定外の出来事や行動の切り替えが苦手で、よくかんしゃくを起こしていました。
「あと◯分でおしまいだよ」と言葉で伝えても、当時のダン君には残り時間をイメージすることが難しかったため、あとどれくらいなのかを目で見て確認できるタイマーを自宅で使っていました。
療育現場でも、自由遊びの終わりなど、活動の切り替えが必要な場面でよく使っています。


